● 11月の行事
いよいよ、クリスマスも近づいてきました。今年は、むしろ、西暦2000
年へのカウントダウンのほうが盛り上がっているようです。
さて、この欄もそろそろ一回りすることになります。12月の行事といえば、
もうクリスマスに尽きるでしょう。クリスマスについては、昨年3回に分けて
大特集をしていますので、今年は割愛させていただきたいと思います。という
わけで、毎月の行事の欄も今月で終了させていただきます。長い間、おつきあ
いいただきまして、どうもありがとうございました。
Guy Fawkes' Day (11月5日)
またの名を "Bonfire Night"。1605年11月5日の国会議事堂爆破未遂
事件 (the Gunpowder Plot) に由来します。この日、ガイ・フォークスらカト
リック教徒が、国会議事堂に爆弾をしかけました。カトリック教徒を弾圧して
いたジェームズ一世と大臣たちを亡き者にするためです。ところが、密告者が
出て、この事件は未然に防がれます。11月5日には、これを祝って、各地で
花火大会が行われます。この日に先立ち、子供たちは、端切れなどを使って、
ガイ・フォークス人形を作ります。この人形と一緒に、街頭に立ち、"Penny
for the Guy"と道行く人々に小銭をねだります。こうして得たお金で、花火を
買い、11月5日のガイ・フォークス・デー当日の夜に、ガイ・フォークス人
形を燃やしながら、その周りで花火をします。公園や野原などでは、これを大
規模にし、ショーとして演出した花火大会が行われます。
Lord Mayor's Show (今年は11月13日)
1215年より続く伝統的な儀式。ロンドンのシティーの市長の乗る金色の
馬車を中心に、山車や楽団などがシティの中を練り歩きます。行事の由来は、
1215年に失地王ジョンが、シティーに毎年市長を自分たちで選ぶことを許
可したことにあります。シティーには広範囲の自由が与えられましたが、この
条件として、市長選出は王の承認を得、選ばれた市長は王への忠誠を誓うとい
うことが王によって定められました。この条件を果たすため、市長はシティー
からウェストミンスターまで王に拝謁するために出かけて行ったのが、ロード・
メイヤーズ・ショーの始まりです。現在では、ストランドにある王立裁判所の
判事たちが王の役を代行します。
詳しい情報は、下記のサイトから。 "The Lord Mayor", "Lord Mayor's
Show" と順々にクリックしていくと、市長の金色の馬車の写真入りのHPにた
どり着きます。
http://www.cityoflondon.gov.uk/history/index.htm
Remembrance Sunday (今年は11月14日)
戦没者をしのぶ日。ロンドンでは、ホワイトホールで、軍隊関係者、政治家、
女王を始めとする王室の人々が列席して追悼式典が執り行われます。この日の
しばらく前から、街ではポピー(けしの花)の造花を胸につけた人の姿が多く
見られるようになります。
St Andrew's Day (11月30日)
スコットランドの守護聖人でもある聖アンドリューの祝日。8世紀にキリス
ト教の僧侶により、聖アンドリューの遺骨は、ギリシャからスコットランドに
運ばれ、スコットランド東海岸にあるセント・アンドリュースの町に埋められ
たという伝説があります。ここから聖アンドリューがスコットランドの守護聖
人となったといわれますが、その地元のスコットランドでさえ、この日は特に
お祝いをするわけでもないようです。(スコットランドの旗を建物に掲げたり
はするところもあるようですが。)
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