===================================================== 1999.12.24 =====
■◇■ Anglo−bites (イギリスつまみ食い)
増刊号 Vol. 2 ■◇■
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□目次
● クリスマスカードについて
● 日英共通のハハノオシエ
● ところ変わればイメージ変わる
● 独創的オシエの背景
● ビーン村より愛をこめて(編集後記)
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多くの方からの読者登録をいただいて、緊張しながらの創刊第一号の発行で
したが、いただいたお便りを拝見すると、まずまずご期待を裏切らなかったよ
うで、ほっとしています。でも、まだまだ手探り状態。しばらくは試行錯誤が
続くかもしれませんが、長い目で見守ってやって下さい。
お便りを下さったみなさんには、すでに個別にお返事を差し上げていますが、
改めてお礼を申し上げます。
さて、お約束通り、この増刊号の中では、みなさんからいただいたお便りを
ご紹介させていただきます。
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● イギリスのクリスマスカードって日本の年賀状のようなものなので
しょうか?
(東京・YKさん)
● かなりそれに近いと思います。どこのお宅も、何十枚単位でクリスマ
スカードを買います。特に、子供のいる家はたいへんみたいです。うちの
近所の人も、9才の娘のために70枚もクリスマスカードを買ったと、こ
ぼしていました。会社では、周りの席の人にカードをばらまいたりするこ
ともありますし。カード屋では、全部絵柄の異なる40枚入りお徳用クリ
スマスカードなんていうのが箱に入って売られています。
われわれ日本人と異なるところは、イギリスの社交はカップル単位であ
るという点です。ですから、クリスマスカードの内側の宛名書きも、相手
がカップルである場合には、たとえ一方にしか面識がなくても、両方の名
前を書くのが、イギリス式です。日頃から、知り合いの人のパートナー
(配偶者、ボーイフレンド、ガールフレンド)の名前には注意を払ってお
きましょう。(また、今でも同じ相手と付き合っているのかどうかも、
クリスマス前の要チェック事項です。)子供の名前も覚えていれば、付け
加えるのが望ましいようです。カードを書く段になって、パートナーや子
供の名前を知らない、さてどうしよう?という時は、相手の名前の後に
"& Family" を付け加えて、お茶を濁しましょう。 (み)
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● ハハノオシエは本当にいろいろありますね。でも私が覚えている限り
では家の中で傘をさしてはイケナイ、というのは日本にもあるはずです。
確か天井からヘビが落ちて来る、とかそんな内容だった様に記憶していま
す。
(神奈川・CYさん)
● 東西に共通した言い伝えというのはあるものですね。うちの母は、よ
く「三が日に箒を使うと、お正月の神様を掃き出すことになる。」と言っ
ていました。これは掃除をサボるための言い訳だったのではないかとわた
しは疑っていたのですが、実は、イギリスにも同じような迷信があるのを
発見して驚きました。これには二つの説があって、イースター(復活祭)
に箒で掃いていけない、というものと、イースターに限らず、箒で掃くと
幸運を掃き出すことになるのでいけない、というものです。でも、これに
は、(残念ながら)対抗策があるのでした。部屋の中心に向かって掃いて、
真中でごみを集めて捨てるのは大丈夫だそうです。まあ、どちらにしろ、
掃除機のある現代、このくらいで掃除を逃れるのは無理ですが。 (み)
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● 緑色は縁起が悪いとありましたがスペイン語圏では、H(エッチ)系
のことを緑(verde)で表します。hombre verde(直訳=みどりの男性)
chiste verde(直訳=みどりの小話)などですが、ちょっと卑猥な男性と
か小話を指すのです。日本だと緑というと「新緑」など若々しさやなんと
なく誠実そうという印象ですが、国によっていろいろな違いがあるのがお
もしろいですよね。
(同じく神奈川・CYさん)
● 日本の「緑のおばさん」なんて、スペイン語に直訳したらたいへんな
誤解を生みそうですね。
イギリスでは緑というと、嫉妬や妬みを意味します。たぶん、"green
with envy" (妬みで顔色が変わっている)というような慣用句から来た
ものと思われます。Hを表すのは、強いていえば、青でしょうか。ポルノ
映画のことを blue film なんて言いますものね。 (み)
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● (イギリスのハハノオシエが)「縁起が悪い」で終わるのは、日本に
おいては、妖怪や荒ぶる神のように、さまざまなシーンでそれぞれの役割
を果たす恐怖の存在に対し、西洋社会では基本的に、悪魔一本槍なところ
(?)にもよるのでしょうね。
(神奈川・カコさん)
● なるほど。汎神論的な日本の民間信仰には、恐れる存在がたくさんあ
るので、オシエを守らない結果はいろいろなことになるが、キリスト教信
仰にかなり固まっているイギリスでは、恐れる存在が悪魔しかないので、
「縁起が悪い」ということに集約されてしまうわけですね。 (み)
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また、折々、みなさんのお便りを紹介していきたいと思います。ご意見・ご
感想・ご質問はこちらまで。 mag2@michiej.globalnet.co.uk
掲載してほしくないお便りは、お手数でもその旨、メールに書き添えていた
だけるとありがたいです。
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● ビーン村より愛をこめて(編集後記)
昨日、23日は有給休暇をとって、クリスマスの食料品の買い出しに
行って来ました。
朝10時前にもかかわらず、すでに駐車場は満杯で、中もたいへんな混
雑でした。レジへは長蛇の列。それもそのはず、みんなトロリー一杯の買
い物です。レジにたどり着くのになんと30分以上もかかりました。しか
し、店も賢い。レジ待ちの人々の列に、マネージャー風の女性が来て、
「チョコレートはいかがですか?」人間というのは現金なもので、チョコ
レート一つで、怒りも不満も忘れてしまうのでした。
では、皆様、今度こそ、よいお年を。
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"Anglo-bites" (イギリスつまみ食い)
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