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■◇■ Anglo−bites (イギリスつまみ食い)
増刊号 vol. 20 ■◇■
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日本列島は梅雨入りしたということで、「イギリスには梅雨はあるんでしょ
うか?」というご質問を最近よくいただきます。イギリスには、決まった雨の
シーズンはありませんが、一年を通して雨はよく降ります。それも、豪雨とか、
一日中雨降りとか、そういうことはあまりありませんが、一日一回必ず雨の降
る日が一週間続くということがときどきあります。一ヶ月雨が降り続いた後、
かっと夏らしく暑くなるのと、一年中、ぱっとしない天気が多いのと、どちら
がいいでしょうか?イギリスには四季があるというのが定説ですが、ここ数年
を見ていると、冬は確実にあっても夏のない年がときどきある、というのがわ
たしの感想です。ある一定の天気が続くという天気のパターンがなくなってき
たような・・・。さて、今年は夏があるでしょうか?
前号では、「イギリスの地域対抗意識」について取り上げましたが、これに
ついては、イギリスに滞在なさったことのある方から、比較的大きな反響をい
ただきました。この増刊号では、特に、前号で触れたバーミンガムとニュー
カッスルに実際に住まれた経験のある方からのお便りをご紹介したいと思いま
す。
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● いつも楽しく読んでいます。1年前にバーミンガムにいたので今回の
記事は懐かしく思い出しました。
「ロンドンっ子のバーミンガムの人間に対するライバル意識はかなり強い
です。」
そういうこともあるかもしれませんね。僕はバーミンガムの発音がから
きしわからなかったので(1年もいたのに)直接聞いた事はありませんが、
就職するときはロンドンにいきたい、といっていた子供たちによく会いま
した。ロンドンとバーミンガムの関係は、東京と名古屋、という印象があ
りました。
(HARUさん)
▼ バーミンガムには知人がいなかったので、貴重な現地レポートになり
ました。ありがとうございます。なるほど、バーミンガムの人たちは、ロ
ンドンに対しては、ライバル意識のようなものは持っていないのですね。
東京と名古屋の関係ですか。なんとなく、わかるような気がします。
(み)
● 初めまして。今回のお話はとっても興味を持ったんで投稿致します。
かくいう私は Newcastle に一年滞在していた者です。ですから北イング
ランドの方がスコットランドに対する思いなんかはとっても分かるんです。
はい!ロンドンよりすぐそこのスコットランドに愛着が沸くというのも
私もよく聞きました。北イングランドは南に比べると貧富の差が大きいの
でどうしても経済がよいとは言えないスコットランドに仲間意識が出てき
てしまうんでしょうね〜 (中略)
スコットランドのシェットランド島にいる友達の所を訪ねたとき、友達
に「口がさけてもイギリスのことをイングランドとは言ってはいけない!」
と注意されました。そのスコットランド人もイギリス本国のことをなんと、
「Great Britain」なんていってたんですよ〜まずイギリスでは聞かない
言葉です。ほほほー!長い、長い歴史には勝てませんね、では!
(JOさん)
▼ イングランドの人たちは、イギリスを指す時、日常的には、イングラ
ンドという言葉を使っているようですね。習慣・気候などに身近なことに
ついて話す時です。きっと意識的に、自分の国=イングランドという感じ
なのでしょう。それに対して、国家としてのイギリスは、UK、グレート・
ブリテン。アングロ・サクソン系の人たちは、黒人やインド系の人たちを
指して、「彼らは、ブリティッシュではあっても、イングリッシュではな
い。」なんて言っています。一方、これらの人たちや、ヨーロッパの他の
国から移住した人たちの2代目くらいまでは、やはり自分たちのルーツの
ほうに、思い入れが強いようです。自分自身のアイデンティティーを、国
籍としてのイギリスよりは、むしろ民族としての父母の国に求めるので
しょう。 (み)
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国外のライバル意識といえば、やっぱり最大のライバルは、フランスではな
いしょうか。海峡を挟んだ長年の敵対意識からでしょうか、どうもフランス人
は信用ならん、と言うイギリス人が多いようです。ドイツとは、二つの大戦だ
けでなく、最近はスペインの海辺やプールサイドでの場所取り合戦でライバル
意識を燃やしているようです。
以前、アメリカス・カップというヨット・レースに関連して、イギリス人
だったら、防衛艇のチーム・ニュージーランドと、挑戦艇のイタリアのどちら
を応援するだろうか、というご質問のお便りをいただいたことがあります。コ
モンウェルス(英連邦)に属するニュージーランドか、ヨーロッパのイタリア
か、ということですね。夫に聞いてみたところ、断然、ニュージーランドだと
いうことでした。先祖をたどればイギリス人という人も多いし、現在のニュー
ジーランドは1960年代のイギリスにそっくりだということです。この場合、
近くの他人より遠くの親戚ということなのでしょうね。
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● ビーン村より愛をこめて(編集後記)
今回は、わたしのおすすめメールマガジンをご紹介させて下さい。
かつみーこさんが発行されている『日本語って難しい? やさしい?』
です。「外国人にこんな質問をされて困った。」なんて経験はありません
か?そんな質問に答えてくれたり、読者みんなで考えていくのが、この
メールマガジンです。(ちなみに、我が家では、日本語・英語の交換教授
はしていません。車の運転教習と同じで、家庭不和の原因となるのをよく
知っていますから。)日頃なにげなく使っている日本語について、もう
一度考えてみませんか?絶対ためになるメールマガジンです。
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「外国人からの質問」「気になる日本語」「これってどういう
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に考えたりする読者参加型マガジンです。毎回ことばに関するクイ
ズもあります。
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それでは、次回発行まで、皆様お元気で。くせっ毛の皆さん、じめじめ
天気に負けずに、がんばって下さいね。
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"Anglo-bites" (イギリスつまみ食い)
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