- 電話 (dog and bone → phone)
南ロンドンに近い、ケント県のブロムリーに本社を置く、チャーチル保険会社のコマーシャルのキャッチフレーズが "Give dog a phone" 。これはこのコックニーライミングスラングを下地にしていると思われます。
- 階段 (apples and pears → stairs(通常複数))
- ギリシャ人 (bubble and squeek → Greek)
バブル・アンド・スクイークは、東ロンドンの伝統的家庭料理。と言うと聞こえはいいですが、要するに残飯整理のための食事です。マッシュ・ポテトに残り物の野菜(キャベツが典型的。)を混ぜてフライパンで焼いたもの。
- 嘘 (pork pies → lies(しばしば複数))
ポークパイは、豚肉をショートクラストのパイ皮で包んで焼いたもの。スナックやティー(軽食)として、また立食パーティーなどでも人気があります。
- アメリカ人 (septic tank → Yank>
語源が浄水槽(下水道の完備していない地区でトイレに使われるもの)と聞いたら、アメリカ人は嫌な顔をするかも。
- 臭い、臭う (pen and ink → stink)
- 目 (mince pies → eyes(通常複数))
ミンスパイはクリスマスには欠かせないケーキ。ミンスミート(細かく刻んだリンゴ・干しぶどう・スパイス・脂肪・砂糖などを混ぜたもの。)をパイ皮で包んで焼いたもの。詳しくは、"Anglo-bites"(イギリスつまみ食い)のクリスマスの食べ物をご覧下さい。
- 足 (plates of meat → feet)
- スーツ (whistle and flute → suit)
- 友達 (china plate → mate)
- 道路 (frog and toad → road)
フランス人が蛙を食べることを軽蔑して、イギリス人はフランス人をフロッグと呼んだりもしますが、コックニー・ライミングスラングでは、フロッグは道路。
- 車 (jam jar → car)
中古車取引のインターネット会社に、jamjar.com というのがありますが、これはここから来たものと思われます。
- 散歩、歩くこと (board and chalk → walk)
黒板に白墨は世界的に伝統的な組み合わせ。
- 腐っている (reels of cotton → rotten)
- 妻 (trouble and strife → wife)
「トラブルと争いとは言いえて妙」なんてけしからぬことをうちの亭主は言っておりますが・・・。
- ズボン (round the houses → trousers(常に複数))
これは実際にコックニーに発音してもらわないとわからないかも。
- 靴 (St. Louis blues → shoes)
- 5ポンド札 (Lady Godiva → fiver)
日本ではチョコレートで有名なゴディバ(イギリスではゴダイヴァと発音されます。)は11世紀初頭に実在した人物で、イングランド中部を所有地とする領主の奥方でした。伝説によると、たいへん信心深く、領地と領民を愛するゴダイヴァは、無理な税金を課すのをやめるように夫に懇願します。しかし夫は、そのためにはまずゴダイヴァが市の立つ日にコベントリーの街中を裸で馬に乗ることを条件につけました。ゴダイヴァは使いを送り、町中の人々にこの日は窓を閉めて家にこもるように伝えます。ゴダイヴァの心を知る領民たちは皆その指示に従いましたが、たった一人だけ誘惑に勝てなかった男がおりました。この男はゴダイヴァの姿を見るや否や天の怒りを受けて盲目になったと言われます。その男の名前がトムであり、今でも英語で覗き魔をピーピング・トムと呼びます。
- 10ポンド札 (cockle and hen → ten)
ザルガイとメンドリとは変な組み合わせですが、もともとはオンドリ (cockerel)とメンドリだったものが、発音の類似から転じてこの組み合わせになったのではないかと思われます。
- 鼻 (I suppose → nose)
- 口 (north and south → mouth)
- 歯 (Hamstead Heath → teeth(通常複数))
ハムステッドヒースは北ロンドンの丘とそれを取り巻く高級住宅街。 "teeth" は複数ですので、"Heath" を省略する場合は、"Hamsteads" とこちらも複数になります。
- 鬘(かつら) (syrup of figs → wigs)
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