| Jacket potato |
Harry was just helping himself to a jacket potato when Professor Quirrell came sprinting into the Hall, his turban askew and terror on his face. |
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ホグワーツでのハロウィーンのご馳走のシーン。ジャケット・ポテトは、皮付きのジャガイモを丸のままアルミホイルにくるみ、オーブンで焼いたもの。イギリスではハロウィーン(10月31日)よりは、むしろその後のガイ・フォークス・ナイト(11月5日)の夜のパーティー・ディナーとして人気があります。季節的な類似性からホグワーツでのハロウィーンのご馳走の中に加えられたのかもしれません。ガイ・フォークス・ナイトにつきものの焚き火の中に、ジャケット・ポテトをくべ、焼きあがったところをいただくというもの。日本でいうと、落ち葉を集めた焚き火で焼く焼き芋といったところでしょうか。 ちなみに、ハロウィーンはアメリカから入ってきたお祭りで、イギリスではごく最近になって定着し始めました。魔法使いの世界では、国籍を問わず、大きなお祭りなのでしょうね。
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| Mistletoe |
Festoons of holly and mistletoe hung all around the walls and no fewer than twelve towering Christmas trees stood around the room, some sparkling with tiny icicles, some glittering with hundreds of candles. |
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ホグワーツでのクリスマスの飾りつけのシーン。ヤドリギはクリスマスとは切っても切れないものです。クリスマスにはヤドリギの下で男女がキスをするという習慣があります。(詳しくは、"Anglo-bites"(イギリスつまみ食い)のクリスマス特集をご覧下さい。) それにしても、キリスト教徒であるはずのない魔女や魔法使いたちがクリスマスをお祝いするというのは、ちょっと不思議な気がします。もっとも、仏教徒もクリスマスを楽しむ世の中ですから、文句は言えませんが。 ![]() クリスマスには欠かせないヤドリギ。 |
| Crumpet |
They sat by the hour eating anything they could spear on a toasting fork - bread, crumpets, marshmallows - and plotting ways of getting Malfoy expelled, which were fun to talk about even if they wouldn't work. |
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クリスマス休みの間、ロンとハリーが暖炉の火でいろいろな食べ物をあぶって食べるシーン。クランペットは、厚さ2センチくらいの丸いパン。通常はトースターで焼いて、バターを塗り、カリカリという歯ごたえを楽しみます。ジャムを塗っておやつにしてもよし、チーズをのせてグリルで焼き、軽食としていただいてもよし。
![]() 写真は生のもの。トーストしていただきます。 |
| Roast turkey |
A hundred fat, roast turkeys, mountains of roast and boiled potatoes, platter of fat chipolatas, tureens of buttered peas, silver boats of thick, rich gravy and cranberry sauce - and stacks of wizard crackers every few feet along the table. |
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ホグワーツのクリスマス・ディナー。クリスマスといえば、七面鳥のローストです。七面鳥といえば、ソースはクランベリーと相場が決まっています。チッポラータは、ウィンナー・ソーセージのようなもの。通常チッポラータの周りにベーコンを巻き、スタッフィング(ソーセージ肉にセージなどのハーブやたまねぎ・くるみなどを混ぜたもの)と共に、七面鳥の付け合せ(トリミング)としていただきます。クリスマスの食べ物については、詳しくは "Anglo-bites" (イギリスつまみ食い)のクリスマス特集をご覧下さい。
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| Cracker |
These fantastic crackers were nothing like the feeble Muggle ones the Dursleys usually bought, with their little plastic toys and their flimsy paper hats. |
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ここで言うクラッカーはクリスマス・クラッカー。両端を二人で引っ張り合い、中央部分がくっついてきたほうが、中に入っている「いいもの」をもらえます。この「いいもの」とは、通常、@紙でできた帽子(王冠の形をしていることが多い。)、Aプレゼント(爪切りなどの実用的なものもあれば、プラスチックの人形のようなどうしようもないものもあります。)、Bジョークの書かれた紙、の3つから成ります。クリスマス・クラッカーにもピンからキリまであり、高いものになると、1000ポンドもしたりします。(こういうものには、たぶんイヤリングやカフリンクのような宝飾品が入っているのではないかと思われます。)ダーズリー家では、きっとスーパーで二番目くらいに安いものを買うのでしょうね。 この後、アルバス・ダンブルドアが、フリットウィック教授の読み上げたジョークに楽しそうに笑うというシーンがありますが、マグルの世界のクリスマス・クラッカーのジョークはあまりにもひどいので、笑えることは滅多にありません。(唇の端がひきつる程度。)クリスマス・クラッカーについて、詳しくは "Anglo-bites" (イギリスつまみ食い)のクリスマス特集をご覧下さい。
![]() マグル版クリスマスクラッカー。 やっぱり迫力は劣ります。 |
| Christmas puddings |
Flaming Christmas puddings followed the turkey. |
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クリスマスになくてはならないのが、クリスマス・プディング。干しぶどうやスパイスに小麦粉をまぜ、時間をかけてじっくり蒸したものがこれ。「火のついたクリスマス・プディング」という表現からすると、ここでは、火のついたブランデーがかけられて、テーブルに出てきているのでしょうね。 この後、パーシー・ウィーズリーが、プディングの中に入っていたシックル銀貨で歯を折りそうになるシーンがありますが、これは、クリスマス・プディングの中に銀貨を入れるイギリスの習慣に基づくものでしょう。食卓でこの銀貨に当たった人は、幸せで健康で金持ちになれると言われています。(野心家のパーシーにぴったり。)クリスマス・プディングについて、その伝説など詳しくは "Anglo-bites" (イギリスつまみ食い)のクリスマス特集をご覧下さい。
![]() これが伝統的な形。 最近は電子レンジでチン!できるボウル型が流行ですが。 |
| Tea |
After a tea of turkey sandwiches, crumpets, trifle, and Christmas cake, everyone felt too full and sleepy to do much before bed except sit and watch Percy chase Fred and George all over Gryffindor Tower because they'd stolen his prefect badge. |
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ここでいう "tea" は、紅茶ではなく、比較的軽めの食事のほう。クリスマス・デー(12月25日)には、昼間にディナーと呼ばれるたっぷりとした食事をします。そこで、この日の夜の食事には、軽めで、加熱調理を伴わないことの多い "tea" という表現が使われるわけです。 典型的なクリスマス・デーのティーは、ここにあるように、ターキー・サンドイッチでしょう。昼間のディナーで残った七面鳥のローストを切って、サンドイッチにするわけです。そして、締めくくりはやっぱり甘いもの。クリスマス・ケーキとしては、チェリー・ジェノアやダンディー・ケーキ、フルーツケーキにアイシングの飾りをたっぷりのせたものなどが伝統的です。最近では、国際時代を反映して、ドイツのシュトールンやイタリアのパネットーネなども人気があります。 |
| Fingers crossed |
Hermione, who had all her fingers crossed in her lap, was squinting fixedly at Harry, who was circling the game like a hawk, looking for the Snitch. |
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指と指とを重ねるのは、うまく行きますようにと願うとき、あるいは幸運を祈るときのジェスチャーです。人差し指に中指を重ね、残りの3本の指を軽く握るポーズは、英国国営宝くじの看板でもおなじみです。"Keep fingers crossed." という表現もよく聞かれますが、これは「そうなるように祈っていましょう。」といった意味で使われます。 |
| First really fine day |
It was the first really fine day they'd had in months. |
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イースター(復活祭)休暇中のある一日。イギリスでは、3月21日以後の満月の次の日曜日を Easter Day として祝い、その直前の金曜日(Good Friday)及び直後の月曜日(Easter Monday)が休日となり、4連休となります。この時期に、学校は2週間の休暇に入ります。上記のように、月齢によるため、イースターの時期は年によって異なり、早い年は3月下旬、遅い年になると4月下旬にイースターが当たることがあります。イースターが近づくと、本格的な春が来たとイギリス人は感じるようです。(もっとも、わたしの記憶では、イースターの4連休に天気がよかったことはあまりなかったような気がします。) |